軽量でコンパクトな折りたたみ式のスマホスタンドを作る

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簡単に作れて、軽量でコンパクトな折りたたみ式のスマホスタンドを作ってみます。

ダンボール板を2枚重ね、中芯をスタンドのストッパとして利用することでスタンドの傾き調節ができます。

最近のスマートフォンケースにはスタンドになるタイプのものもありますが、それ以外のケースを使っていたり、そもそもケースを使わない方も多いでしょう。

その場合に、このようなスマホスタンドが手元にあると便利です。

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スマホスタンド

冒頭の写真が、完成したスマホスタンドの写真です。

背もたれ部分を起こし、さらにスタンドの足になるところを写真のように立てればスタンドになります。

ダンボールの中芯の波状の部分がスタンドの足のストッパの役割になっています。

これで背もたれ部分の傾きを何段階かに調節できます。





使用後は、背もたれ部分をたたむとダンボール板2枚分の厚さになります。



スマホスタンドの作り方

部品図

部品図はこちらのリンクを参照してください。(PDFファイルが開きます。)

赤字が部品番号、イタリック文字が寸法、また矢印でダンボールの目の方向(紙巾方向)を表しています。

サイズはiPhone7 Plusに合わせてあります。お手持ちのスマホのサイズに合わせて調節してください。

加工方法

本作品は、二層構造になっています

まず、部品1ですが、これは1層目(一番下)です。

この部品の表ライナーを上にしてカッターマットに置き、次の点線で薄く切り込みを入れ、ピンセットを使って表ライナーだけを剥がします。 中芯と裏ライナーは残してください。



ピンセットを使って、丁寧に剥がしましょう。



剥がすと、次の写真のようになります。



次に部品2は2層目(一番上)です。この部品でスタンドの背もたれ部分を作ります。

表ライナーを上にしてカッターマットに置いてください。



まず、上の図の黒い実線(a)に沿って、カッターで切り込みを入れます。裏ライナーまで切ってかまいません。

次に、赤い実線に沿って、裏側から裏ライナーと中芯を切ります。つまり、表ライナーだけを残すということです。

力加減に注意して、表ライナーだけ残してください。

切ったら、写真のように背もたれ部分になるところを起こしてみます。



中芯の状況によっては、きつくて起こしにくいかもしれません。

その場合は、きつくなっている部分を、すき間があくように1mmほど切っておくと後々使いやすいです。

1mmの幅で切るのは作業的には案外難しいですが、カッターかハサミを使って切ってみてください。この作品も、1mmほど切ってすき間をあけています。



次に、上の図の黒い実線(b)に沿って、カッターで切り込みを入れます。さらに今度は、青い線に沿って、表側から表ライナーと中芯を切ります。今度は逆に表ライナーだけを残すということです。

すると、次の写真のような形状になります。



部品3はスマホの滑り止めです。これはこのまま使います。

組み立て方

組み立て方は簡単です。

まず部品1と部品2を写真のように木工ボンドで貼り付けます。



次に、部品3を部品2の最下部に貼り付けます。



これで完成です。

仕上げについて

ダンボール板のカット面の見栄えが気になる場合は、ダンボール板を1cm幅に切り、表ライナーのみを剥がしたものを貼り付けるとよいです。

やってみるとわかりますが、ボンドが固まると意外と丈夫です。

あるいは、クラフト紙で作品をくるんだり、フェルトなどの布でくるんだりすると、見栄えがよくなります。工夫してみましょう。

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