「ミニ方向幕」というおもちゃをご存知でしょうか?
こんなおもちゃです。
電車が好きな、小学生の息子がこれを作ってみたいというので、ダンボール工作で作ってみます。
実はこれまで何台か作ったことがありますが、今回は中の方向幕を、最近息子が自分で使い方を覚えたPower Pointで仕上げたので、それを収めるものを作ります。
目次
側板の切り出しと加工
まずは側板と前板になる部分を切り出します。8mm厚のダンボール板(Wフルート)を使用します。
今回はミニ方向幕の形を真似て、前板に少し傾斜をつけてみます。
いつもですと側板を別々に切り出して接ぐのですが、今回は一体型で作ります。
側板を折り曲げるところに溝を掘り、さらに天板や底板を接ぐところも裏ライナーと中芯を剥がして、表ライナーで糊代を作ります。
加工方法は、以前に紹介した以下の記事:
ダンボール工作:ダンボール板の継ぎ目を隠してきれいに見せる方法
ダンボール板を直角に貼り合わせるときは表ライナーを糊代にしよう
で説明しています。
切り出したら、方向幕を回す2本の軸(10mm径)の穴を両側の側板に、また四角い窓を前板にあけます。
次に、両側の側板を折り曲げて木工ボンドで接着しますが、この段階で紙押さえとなる2本のこの丸棒(3mm径)を取り付ける必要があります。そのために側板に3mmの穴を、合わせてあけておきます。
この紙押さえを取り付けると、方向幕と前板の間の隙間を小さくすることができ、仕上がりがよくなります。
底板の取り付けと方向幕のセット
ダンボールで作りますので、このままでは形が保てません。
そこで、底板と天板を取り付けます。両者とも5mm厚のダンボール板を使用します。
まず、底板を準備します。
側板と前板を貼り付ける部分は、裏ライナーと中芯を剥がしてあります。幅は、側板や前板の幅に合わせ、7.5mmくらいです。
これを、先ほど加工した側板・前板の底に貼り付けます。
貼り付けたら、ここで方向幕と2本の軸をセットします。
軸を回転できるか確かめておきましょう。
天板の貼付け
最後に天板を貼り付けます。
写真は省略しますが、背面側の切り口は、以下の「小さなトレー」で説明したような方法で、表ライナーで包む加工をしておきます。
見栄えがよいだけでなく、ダンボール板の断面がとても丈夫になります。
方向幕のおもちゃの完成
完成した方向幕のおもちゃです。
横からみると、前板はこのくらいの傾斜がついていて、見やすくなっています。
回してみると、こんな感じです。
【ダンボール工作で作る電車の方向幕】
完成した方向幕です。
回してみると、こんな感じです。#ダンボール工作#段ボール工作#ミニ方向幕 pic.twitter.com/3mjZbp9DFB
— ダンボールの庭 (@maruzo_cardbd) April 11, 2021