昨年の春頃に、付箋(7.5cm x 7.5cm)を6枚貼れる卓上の付箋ボードを作りました。
これもなかなか使い勝手がよかったのですが、もう少し小さいサイズで、狭い机の上に置いておく付箋ボードが欲しくなり、早速作ってみることにしました。
短時間に集中して何かに取り組む時、目標をさっと書いておいて仕上げる、といった使い方ができそうです。
以下でも紹介したもので、その作り方をまとめます。
ダンボール工作で作る、小さな付箋ボードです。
75mm x 75mm の付箋がぴったり置けて、ボードには1枚だけ貼り付けられるサイズです。
机の上に1つ、いかがでしょうか?#ダンボール工作#付箋ボード#在宅ワーク#ポストイット pic.twitter.com/FgUYdR1yE7
— ダンボールの庭 (@maruzo_cardbd) February 26, 2021
目次
小さな付箋ボードの材料
小さな付箋ボードの材料です。いずれも(紙巾方向) x (流れ方向)という表記にしています。
- 4.5cm x 10.25cm 側板 2枚 (Wフルート)
- 4.5cm x 9.5cm 前板 1枚 (Wフルート)
- 8.8cm x 8.6cm 底板 1枚 (Aフルート)
- 15cm x11cm ボード 1枚 (Wフルート)
いずれも、表ライナーで切り口を包む加工をするための寸法を含みます。
私が使用しているWフルートのダンボール板は、実測で7.5mmの厚さでしたので、包む加工をする辺は、仕上がり寸法に対して
- 7.5mm x 2 = 15mm
の寸法だけ長くとっています。
1の側板は、流れ方向を11cmくらいにしておいて、組み立てる時にボードの厚みに合わせてカットするとよいです。
小さな付箋ボードの作り方
では、早速作っていきましょう。
付箋を置くトレイ
まず、付箋を置くトレイの部材となる側板1, 前板2, 底板3です。側板1、前板2の表ライナーを次の写真のようにカットしておきます。
上の写真の右下2枚が側板1、右上1枚が前板2です。側板1の右辺部分がボード側になりますが、ボードの厚みと、溝切りをするときの溝の部分とに合わせて、さらにあとで寸法を調整します。
側板1, 前板2の上辺と下辺は、表ライナーで切り口を包むために、中芯と裏ライナーを剥がしておきます。ここが15mmです。
次に、前板2の上辺以外について、表ライナーで包む部分を接着し、さらに側板1, 前板2に5mm幅の溝を掘ります。仕上がった時に、下から5mmの位置に底板がくるようにしますので、今回の場合はちょうど中央に5mmの溝がくることになります。
上の写真で、溝を掘るときにはWフルートの裏側5mmの深さのところだけを掘ります。
ここで一旦仮組みをしておきましょう。
付箋を貼るボード
次に、ボード4のパーツです。これも各辺の表ライナーを残して中芯と裏ライナーを剥がしておきます。同じくここが15mmです。
上の写真でわかるように、表ライナーを折ったときに、各隅で重ならないように隅切りをしています。また、なるべくすき間が開かないように、隅をカバーする部分を残しています。
これを各辺折りたたんで接着すると、以下のように仕上がります。
以下のように隅の部分もすっきりと仕上がります。
ボードにも、5mm幅の溝を掘っておきます。下辺から5mm、左辺と右辺から3mmの幅を残した位置に、5mm幅の溝を掘ります。ここは表ライナーから掘ることになるので、Wフルートの3mm厚の部分だけを掘ります。
付箋を置くトレイと付箋ボードとをつなげて組み立てる
では、組み立てていきましょう。
まずボード4に底板3を差し込んで接着します。
次に、側板1と前板2を接着します。
最後に、残しておいた前板の表ライナーを接着すれば完成です。
小さな付箋ボードの完成
完成した小さな付箋ボードです。
早速、付箋を置いて、一枚貼りつけてみましょう。
ぴったりのサイズに仕上がりました。
その日中にやってしまいたいことや、この1時間にやってしまいたいことを、選択してこの1枚に書き出し、集中してやってしまう。
こういったツールとしても活用したいところです。
noteにも書いていますので、こちらも是非ご覧いただければと思います。