ダンボール工作で、蝶番(ヒンジ)を作ってみます。
前回このブログで、鍵付きの宝箱の作り方を紹介しましたが、この宝箱の蓋の開閉をするために作りました。
蝶番は、いろいろな蓋付きの箱に使用できると思いますので、別記事にして、ここで取り上げたいと思います。
以下のツイートで発信した内容です。
ダンボール工作で作る、和鍵付きの宝箱です。
その蝶番(ヒンジ)の部品を作っていましたが、最終的にこのような仕上がりになりました。
軸になる棒は、10mm径の木の丸棒です。#ダンボール工作#和鍵#宝箱 pic.twitter.com/Kfqy03eyFO
— ダンボールの庭 (@maruzo_cardbd) November 19, 2020
目次
蝶番のパーツの作り方
さっそく、蝶番のバーツを作っていきます。
蝶番の回転軸に、10mm径の木の丸棒を使用しますので、その寸法に合わせて作ります。
軸を通すパーツ
まず、軸を通す部分を作ります。
次のような4枚のパーツを作ります。横の長さは蝶番として必要な分だけ用意し、縦の長さは組み立てたあとに10mm使用の四角い穴ができる寸法にします。
この穴に、あとで10mm径の木の丸棒を通します。
部材を切り出したら、以下のように組み立てます。
ダンボールのサイズが小さくなると、強度が落ちてしまうことが多いですが、このように切り口を表ライナーで包むと、とても丈夫な部材になります。
少し手間がかかる作業になりますが、おすすめです。
軸を受けるアームのパーツ
続いて、回転軸に取り付けるアーム部分のパーツを作ります。
正確な名称ではありませんが、ここでは、「軸を受けるアーム」と書いておきます。
まず、ダンボール板から、以下のような部材を切り出します。
表ライナーは、以下の写真のように処理しておきます。
これを組み立てると、以下のようになります。
これを2つ用意します。
軸を受けるアームの幅を固定するパーツ
このアームを直接取り付けてもなんとかなりますが、やはり強度的に弱いので、この2枚のアームを固定するパーツを作って貼り付けることにします。
まず、以下の部材を切り出します。
切り口の一部を、以下のように包んでおきましょう。
これを取り付けるだけでも、ぐっと強度があがります。
あとは、10mm径の丸棒を、必要な長さだけ切り出しておきましょう。
これで、パーツの準備は終わりです。
蝶番(ヒンジ)の組み立て
ここまでに作成したパーツは以下です。
これを組み立てれば完成です。
蝶番(ヒンジ)の完成
完成した蝶番(ヒンジ)です。
本体を起こすと、こんな感じになります。
制作した箱の蓋と身に対して、この蝶番の上の部分と下の部分とを木工ボンドで貼り付けます。
参考までに、宝箱に貼りつけたときの様子を載せておきます。
この作品では、蝶番を2つ取り付けました。とても安定して蓋の開閉ができます。
見た目の仕上がりも、いい感じです。
いろいろなサイズのものを作ってみましょう。