ダンボール工作:手元に明かりをプラスできるLEDライトスタンドを作る

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ダンボール工作で、LEDライトスタンドを作ります。

ダンボール工作などで、作業中に手元にもう少し明かりをプラスしたいときなどに、ちょうどよい明るさと大きさです。

ダンボール表面のクラフト紙の色と、電球色の色とが程よく合っていて、落ち着いた感じの仕上がりになりました。

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LEDライトスタンドの材料

LEDライトスタンドの材料を、部分ごとに分けて書きます。

部品表は、いずれも紙幅方向x流れ方向という表記にしています。

また、材料はいずれもWフルート(8mm厚)のダンボールです。(駆動部の丸い木の棒を除く。)

LED電球



LED電球は、ダイソーで入手した、150ルーメンのLED電球型ライトです。

USB電源で光ります。

通電してみても、発熱はほとんどありません。

ただ、熱がこもると、LEDの寿命が短くなるということなので、電球の後ろにあいている穴の部分は塞がないようにします。

ランプシェード

  1. 15cm x 9cm の側板 2枚
  2. 15cm x 10.5cm の側板 2枚
  3. 6.9cm x 6.9cm の底板 1枚

このランプシェード部は、少しテーパーをつけています。140mmに対して10mmの傾きにしました。

以下の写真は側板1, 2の各1枚を並べたものです。



このあとの作り方は、以下の記事に書いた「小さなトレイ」と作り方が同じなので、詳細は省略します。

表ライナーで切り口を包みますが、この加工をするところは15mm、また糊代にするところは7.5mmに設定し、それぞれこの寸法だけ長くとってあります。

小さな道具トレイの作り方を、以下の記事で書きました。 このトレイは、側板を平接ぎ...

底板は、底から3.5cmの位置に溝を掘り、組み込んでいます。

底板には、LED電球をはめ込む大きさに穴をあけておきます。ランプの出具合の好みに合わせてあけてください。直径35mm前後だと思います。

この穴に、両面テープでLED電球を固定します。

出来上がりは、以下のようになります。



フックははずして構いません。

支柱

支柱は、高さを調節できるように二重構造になっています。

サイズをぴったりに作ると、ダンボール表面の適度な摩擦で、高さ調節した後にその高さでうまく止まります。

  1. 23cm x 4cmの側板 (支柱の大きい方) 2枚
  2. 23cm x 5.5cmの側板 (支柱の大きい方) 2枚
  3. 23cm x 2.5cmの側板 (支柱の小さい方) 2枚
  4. 23cm x 4cmの側板 (支柱の小さい方) 2枚

作り方は、これも上述した「小さなトレイ」と同じです。

これも、表ライナーで切り口を包みますが、この加工をするところは15mm、また糊代にするところは7.5mmに設定し、それぞれこの寸法だけ長くとってあります。

どちらの支柱も、四角の大きさが小さいので、底板を省略してかまいません。



ほどよい摩擦でうまく止まっています。

台座

台座はどんな形でもかまいません。

この作品例では、楕円形に切ってみました。

PCで楕円形を書いてプリントアウトしてもいいですし、2本の針と糸をつかって書いてもかまいません。

もちろん、楕円形でなくてもいいです。好みの形に切り出してください。

この作品例では、20cm x 15cmの楕円形にしました。

この後、切り口の部分に表ライナーを貼り付け、仕上げます。



支柱とランプシェードをつなぐ連結部

支柱とランプシェードをつなぐ連結部を作ります。

  1. 9cm x 5.5cm の部材 2枚
  2. 6.5cm x 5.5cm の部材 2枚
  3. 10cm x 3cm の部材 2枚
  4. 8.5cm x 6.5cm の部材 1枚
  5. 6.5cm x 6.5cm の部材 2枚
  6. 直径1cm x 2cm の木の丸棒 2本

まず、部材1で次の写真のものを2枚作ります。四辺とも、15mmの幅だけ裏ライナーと中芯を剥がし、包みます。包んだ後は6cmx2.5cmになります。



次に、部材2で次の写真の右側の部品はを2枚作ります。これも四辺とも、15mmの幅だけ裏ライナーと中芯を剥がし、包みます。包んだ後は3cmx2.5cmになります。



上の写真の左側の部品は、部材3で作ります。両端を直径3cmの半円に切った2枚を貼りあわせ、切り口に表ライナーを貼って仕上げます。

これらを貼りあわせて、次の写真の部品に仕上げます。直径1cmの穴をあけ、中に直径1cmの木の丸棒(部材6)を埋め込みます。穴をあけるときには、部材1で作った部品の表ライナー側には穴を貫通させずに、3mm厚分のダンボールを残します。



これらの部品を支柱の頭に木工ボンドで取り付けます。

次に、ランプシェードとの連結部を作ります。

部材4, 5について、四辺について同じく15mmずつ裏ライナーと中芯をはがして切り口を包み、以下の写真のように穴と溝を掘ります。穴は部材1と同じく表ライナー側の3mm厚分のダンボールを残します。



以下が、組み立てのイメージです。



部材6の丸棒を仕込み、先ほど柱に取り付けた部分と合わせて、以下のように組み上げます。



LEDライトスタンドの組み立て

ここまで作ったら、あとはランプシェード、連結部をつけた柱、台座の3つをつなげるだけです。

台座と柱は、以下のように台座の表ライナー側を3mm掘って差し込んでいます。ここでは省略していますが、ちょっと強度が弱いので、必要な場合は周りに別のダンボールを貼るなどして補強をします。





ちょっと写真を撮影する順番が前後してしましましたが、上の写真の支柱の頭の部分には、この時点で連結部が取り付けられた状態になっているはずです。

ランプシェードと連結部をつけた柱とは、連結部の部材4とを木工ボンドで貼りつけるだけです。ランプシェードの好みの位置に貼りつけてください。

これで完成です。

LEDライトスタンドの完成

完成したLEDライトスタンドです。



なかなかよい感じに仕上がりましたが、ランプシェードの部分がやはり重く、連結部の挟む部分の緩んで持たないかもしれません。その場合は表ライナーを挟むなどして調整します。ここはまだ改良の余地があります。

高さを変えたり、ランプシェードの角度を替えたりと、この程度の構造でもまずまず使えます。







電源をいれて、照らしてみると、以下のような感じです。



ランプ自体がそれほど明るいものではないのですが、工作などの作業中にもう少し明かりをプラスしたいときなどに使えそうです。

ランプシェードが、目に直接入る光を遮るので、作業に使うにはよいと思います。

連結部の弱いところを改良して、また作ってみたいと思います。

注意:発熱の恐れはあまりなさそうですが、この記事を参考に制作される方は、ご使用時にこの制作したLEDライトスタンドから離れるときには、安全のために必ず電源をお切りいただくようにお願いします。この制作物が原因で発生した損害については、責任を負いかねます。取り扱いに十分ご注意いただき、自己責任でご利用ください。
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