ダンボール工作で作る、リモコン立てです。
リモコン立ては、以下の記事で一度紹介しました。
今回は、底板も間仕切り板も、8mm厚のダンボールを使用します。仕切り板も1枚増やしました。
ダンボール板の切り口を表ライナーで包み、隅のつなぎ目を「留め接ぎ風」に仕上げています。
丈夫で、すぐに活用できる作品です。
目次
リモコン立ての材料
リモコン立ての材料です。いずれも(紙巾方向) x (流れ方向)という表記にしています。
すべてWフルート(8mm厚)のダンボールを使用しています。
- 13cm x 15cm 側板(長) 2枚
- 13cm x 11.5cm 側板(短) 2枚
- 10.7cm x 9.4cm 仕切り板 2枚
- 14.4cm x 9.4cm 底板 1枚
1〜3は、ダンボール板の切り口を包む部分や、側板どうしを接ぐところの糊代を含みます。
リモコン立ての組み立て
側板の加工1: 表ライナーの加工
まず、側板を加工します。
この側板部分の作り方は、以下の記事で説明した「小さなトレイ」と本質的には同じです。
側板(長)1と側板(短)2とを、以下のように加工します。(写真はそれぞれ各1枚)
上の写真の左側が側板(長)1、右側が側板(短)2です。紙幅方向が写真の上下方向になるように置きました。
いずれも、上端と下端について、それぞれ端から15mm幅だけ表ライナーを残して中芯と裏ライナーをはがします。
この部分は、上端および下端の切り口を包むために使用します。写真のように折り曲げておきます。
また、この上端と下端の部分は、留め接ぎ風に仕上げるために、角の部分を斜めにカットしてあります。同じく、写真のようにカットしておきます。
側板(短)2についても同様に、左端と右端を、それぞれ端から7.5mm幅だけ同様にはがします。
この7.5mmというのは、使用するWフルートのダンボール板の厚みです。実際に使用するダンボール板の厚みを確認して調整してください。
さらに、左端と右端を、写真のように折り曲げておきます。この”耳”の部分を糊代に使います。
側板の加工2: 仕切り板と底板をはめ込む溝を掘る
次に、この側板(長)1と側板(短)2に、仕切り板3と底板4をはめこむ溝を掘ります。以下の写真は側板(長)1と側板(短)2の各1枚分です。
溝の幅は7.5mmにしています。これも使用するWフルートのダンボール板の厚みを確認して調整してください。
左側が側板(長)1ですが、縦方向に掘った溝が、仕切り板をはめ込む溝です。
上端部分の溝を途中までしか掘っていませんが、これは肩付きの仕上げにするためです。
の、「肩付き大入れ接ぎ」を参考にしてください。
仕切り板の加工
仕切り板3は以下のように加工します。
まず、流れ方向にカットした辺の一方を、15mmの幅だけ表ライナーを残すように、中芯と裏ライナーをはがします。
はがしたら、折り目をつけて、切り口を包むように接着します。
写真が横になってしまいましたが、写真の右辺がその接着した辺です。
接着したら、隅の部分をカットします。カットするサイズは、左右とも紙巾方向7.5mm、流れ方向5mm程度です。
これを2枚作ります。
組み立て
ここまで加工したら、各部品を組み立てます。
側板(長)1の1枚、側板(短)2の2枚、底板4を次の写真のようにはめ込んで接着します。
ここに、仕切り板3をはめ込んで接着します。
最後に、残りの側板(長)1の1枚をはめ込めんで接着すれば完成です。
リモコン立ての完成
完成したリモコン立てです。
スロットは3つあります。横面はこのような感じです。
裏面は、このような仕上がりになります。
ダンボールの切り口、側板どうしの接ぎの部分、底板まわり、いずれもこの作り方ですっきりした仕上がりになります。
少し長めのリモコンも、倒れずに収められます。
すぐに活用できる作品になりました。
是非試してみてください。