ダンボール工作:基準線に対して直角な線を引ける曲尺のおすすめは?

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ダンボール工作で、ダンボール板の基準線に対して直角な線を引くときに、曲尺を使うことが多いです。

曲尺は大工道具ですが、これも一本あると大変便利ですので、ぜひ揃えておきましょう。

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曲尺とは

曲尺とは、次のようなものです。

おもな使い方は、あらかじめ引いた基準線や部材の基準面に対して直角な線を引くことです。

もちろん、切り取った部材の角の直角の具合や、部材同士をくっつけたときの直角の具合を見るときにも使います。

曲尺という名前には”曲”という字が使われていますが、この字の通り、曲尺の長手(長い方の部分)を”曲げて”曲線を引くという使い方もします。

曲尺はやわらかく仕上げてあるものがあり、このような用途にも使用します。

他には、円柱の中心を求めたり、丸太から取れる角材の寸法を割り出したり、他にも大工さんの世界では曲尺の長手と妻手の直角を利用して、様々な罫書き線を引く方法があります。

それは「規矩術」と呼ばれ、古くからたくさんの使い方が知られています。

まったく余談ですが、規矩術について知るには以下の本がよいでしょう。

サイズだけではない!曲尺のいろいろな違い

次に、曲尺の選び方です。

曲尺をいざ購入しようとして、ホームセンターやネットショップなどをみると、いろいろな種類があって迷うかもしれません。

一口に曲尺といっても、いろいろな種類があります。

  1. サイズ
  2. 目盛り (cm、角目、丸目など)
  3. 厚み(厚手、通常)
  4. 厚さの均一性((角厚、同厚)

メーカーによって、ラインナップに差がありますが、大体このような違いがあるでしょうか。

もっともわかりやすいのはサイズです。これは、通常は長手の方の長さで表されます。

目盛りは、最近ではcmで書かれているものが多いですし、使用するときもcmであれば十分です。

角目は、丸太の直径を測るとその丸太から切り出せる角材の一辺がひと目で読み取れるように、目盛りを√2倍で書いたもの、円目は丸太の直径を測るとその丸太の円周がひと目で読み取れるように、円周率で縮小した目盛りが書かれています。

表がcm、裏が角目という曲尺をみかけたことがあると思いますが、最近は両面ともcmでかかれたものが多いですし、これで十分です。

厚みは、厚手のものと通常のものがあります。後者は曲げて使うことも前提とされているものです。通常といっても、より曲げやすく加工されたものなどがありますので、曲げて使うことがよくあるならばホームセンターなどで実際に手にとって確認するとよいです。(ただし、壊さないようにご注意ください。)

厚手のものは曲がりません。そのかわり、がっちりとしていて安定感があります。

厚さの均一性にも違いがあります。、角の部分だけ厚く作ってあるもの(角厚)と、角と長手/妻手とが同じ厚さで作ってあるもの(同厚)とがあります。

角厚で、長手/妻手を薄く作り、曲げやすくしたモデル、同厚で全体をがっちり作ってあるモデル、などですね。

あとは長手/妻手の幅です。私の手元には新潟精機製の曲尺が2本ありますが、一本は幅15mm、もう一本は幅20mmあります。

ダンボール工作におすすめの曲尺

ダンボール工作で使う曲尺としては、まずはサイズが30cm、幅が15mmの軽めのものがあればよいでしょう。

ダンボール板の上での取り回しもしやすく、使いやすいサイズと重さです。

メーカーはシンワ測定、新潟精機あたりが有名なメーカーです。

私は新潟精機の30cmの曲尺を使っています。

普段はこれで十分ですが、大きめのダンボール板(A2くらい)に罫書きをする場合、もう少し大きい曲尺が欲しくなります。

その場合、2本目として、50cmの曲尺を選ぶとよいと思います。

ダンボール工作では、曲尺を曲げて使うことはあまりありません。むしろ、この50cmの曲尺は、同厚で、幅が2cmくらいのどっしりとしたものを選ぶことをお勧めします。

大きめのダンボール板の上においたとき、曲尺の重みで滑りにくく、安定して罫書きができます。

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