ダンボール工作:オルファの「別たち」は表ライナーの細工に便利

スポンサーリンク

オルファの製品ラインナップの中に、「別たち」という商品があります。



この「別たち」、レザークラフトで使う革包丁という道具の代りに使用することが多いようですが、ダンボール工作でも活用できます。

ダンボール板そのものを上から切断するという切り方はさすがに難しいですが、ライナーだけを切る作業を行うときに、とても有効な場合があります。

「切る」というより「裁つ」という作業になります。

スポンサーリンク

オルファの「別たち」とは

オルファの「別たち」は以下のような商品です。

グリップの先端に、刃幅43mmの刃がついています。

この刃を罫書き線に当てて、グリップを握り、上から力を加えて材料を「裁つ」という切り方が基本になります。

もちろん、カッターと同様に線に沿って刃を引くように動かして、罫書き線に沿って「切る」という使い方もレザークラフトでは行いますが、その作業はダンボール工作においてはカッターの方がやりやすいと思います。

また、ダンボール板を上から直接「裁つ」という切り方をしようとすると、ダンボールが凹んでしまって、うまくいかないでしょう。

ではどこで使うか?

私はこの道具を表ライナーの細かな加工に活用しています。

使い方の例:表ライナーの加工

このサイトで紹介しているダンボール工作の中には、以下のようにダンボール板の裏ライナーとフルートの部分を一部剥がして、ダンボール板の切り口を隠す処理を行なっているものがあります。



このあと、表ライナーに細かく切り目を入れて、表ライナーで切り口を包むような細工をするのですが、この作業に、この「別たち」が大変便利なのです。



なぜ便利かといいますと、上記のような部品では定規が当てづらく、カッターと定規でまっすぐ切るという作業がやりにくいのです。

切る長さが短いので、カッターを使ってフリーハンドで切ってもいいのですが、やはり微妙に曲がります。

また、これは説明しにくいのですが、定規を当てないとカッターを引く力が強くなり、表ライナーを破ってしまうこともあります。

しかし、「別たち」を使うと、定規が不要で、しかも上から「裁つ」ように切るので、一発ですっきりと切断することができます

刃をカッターマットと平行な状態を保ちながら、まっすぐ「押し切る」感じですね。

他には、ライナーの端を1mm〜2mmだけ短く詰めたいときなどにも便利です。

これくらい短い幅だと、やはりカッターで切りづらいことがあります。

こんなときにも、「別たち」で裁つように切れば、きれいに切れます。

長い距離を切る時には、何回かにわけて切る進むことになりますが、罫書線に沿って慎重にきればうまくいきます。

定規がなくともザクッ、ザクッとまっすぐ切断していけるので、作業がとてもはかどります。

「別たち」は本体も替刃も比較的安価

オルファの「別たち」は、本体が400円台、替刃(3枚セット)は200円台くらいで入手できます。(Amazonでの価格。)

替刃は、写真では隠れていますが、グリップ側の部分にも刃がついているので、1枚で2回分使えます。

切れ味が悪くなってきたら簡単に交換でき、しかもランニングコストがそれほど高くないので、その面でも使いやすい商品です。

この記事に書いたような作業が発生する方は少ないと思いますが、自分の作業の中で適する使い方があるならば、試してみる価値はあると思います。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする