ダンボール工作では当然ながらダンボール板どうしを接着することになりますが、どのような”糊”を使えばよいでしょうか?
これは接着する場所や目的によりますが、複数の”糊”を用意しておき、使い分けるのがよいです。
目次
木工用ボンド:十分な接着力で万能選手
ダンボール工作において、やはり木工用ボンドはメインに使用する”糊”です。
ボンドが乾けば強力に接着できます。
ダンボール板のライナー面どうしはもちろん、切断面とライナー面との接合にもまったく問題ありません。
ホームセンターで販売されている木工用ボンドで十分です。ただし、作業を効率良く進めるために、速乾性のものを選ぶとよいでしょう。
このサイトで扱う作品はそれほど大きいものはありませんので、木工用ボンドは小型で先に細めのノズルがついているタイプが使いやすいです。
上記の180gタイプのものが、内容量の面でもちょうどよいと思います。
グルーガン:速乾性で作業がはかどる
ダンボール工作において、グルーガンも手元にあるととても便利です。
もしお持ちでなければ、導入を検討されればよいと思います。
特長はなんといっても速乾性です。木工用ボンドは速乾性でも乾くまである程度時間が必要ですが、グルーガンは数秒で固まります。
これにより、さらに作業の効率が高くなるでしょう。
接着面も強度的には十分です。ただ、ボンドと比べると少し弾力がある感じです。
難点があるとすれば、乾くのがあまりに早いので、大きめの部材どうしを接着するのが難しいことです。
例えば、長い部品の一辺にグルーガンでグルーを塗る場合、塗り終わる頃に塗り始めの部分がすでに乾いてしまうといったことが起こりえます。
そのときは、グルーガンにこだわらず、木工ボンドで接着する方がよいでしょう。
また、熱いのでやけどに注意することです。足の上にポトッと落ちると大変熱いです。
スティック糊:ライナー面どうしの接着ならOK
スティック糊もダンボール工作に使えます。
ただし、使用用途としてはライナー面どうしに限られるかと思います。ダンボール板の切断面とライナー面との接合には向かないでしょう。
他に、ライナー面の装飾として、色のついた紙などを貼るときにも使えます。
両面テープ:意外と便利だが小さい部品用
両面テープももちろんダンボール工作に使えます。
使用用途としては、スティック糊と同様にライナー面どうしに限られるかと思いますが、強力タイプの両面テープならしっかりくっつきます。
ただ、それなりのコストがかかるので、大きい部品同士の接着などたくさん使用するときには向かないかもしれません。
木工用ボンドやグルーガンの補助として使うとよいと思います。