ダンボール板にはいろいろな厚みや構造のものがあります。
このサイトの立ち上げ時に、以下の記事
で、Aフルート(厚さ5mm)を推奨していましたが、このAフルートの他に、8mm厚のWフルートもおすすめです。
工作をする上で適度な厚みとさらなる丈夫さがあり、十分実用的なものを作ることができます。
このWフルートのダンボール板も、ぜひ使ってみましょう。
目次
Wフルート紙の長所:Aフルートより更に丈夫で、組む加工もできる。
上がWフルートで、下がAフルート。
このサイトでAフルート(厚さ5mm)を勧めていたのは、先に書いたとおり、厚みが5mmというキリのよい寸法によって、全体の寸法計算がしやすいからです。
計算を間違いにくく、直感に合うということで意外とこの点は重要です。
また、Aフルートは身の回りにも比較的たくさんあるダンボールで、飲み物のケース買いをしたときなどはこの厚みのダンボール箱であることが多いと思います。
Wフルート
一方、Wフルートは、中芯部分にもう一枚ライナーが入っている構造になっているため、まずAフルートよりさらに丈夫です。
そして、この構造により、 Aフルートではやりにくかった「溝を掘って組む」という加工が可能ができるようになります。
を参考にしてみてください。
ダンボール板どうしを組む加工ができると、丈夫に加工できることはいうまでもありませんが、他には例えば底板を側板に取り付ける加工をするときに、底板のサイズについて、ある程度の寸法の誤差を吸収できるというメリットがあります。
ただの平接ぎでは、ぴったりのサイズに切り出せていないと、底板と側板の間にすきまができることがあるのですが、このメリットはとても大きいと思います。
8mmという厚さですので、計算が少し面倒になりますが、ダンボールの切り口を処理するために表ライナーで包む加工をするようになると、5mmの場合と結局あまり変わらなくなります。組む加工ができることなどのメリットの方が大きいでしょう。
Wフルート紙の短所:身の回りにあまり無い
このように長所がたくさんあるWフルートですが、短所もあります。
それはやはり、
- 身の回りにあまり無い
ことです。
ご家庭にダンボールがたくさんある場合でも、大抵は5mm厚のAフルートや3mm厚のBフルートあたりが多いでしょう。
運良く手元にあったとしても、いろいろと印刷が施されていて、作品の材料として使いづらいこともあるかもしれません。
Wフルート紙を購入してみよう
そこで、Wフルートをダンボール板を販売しているサイト等で購入することも是非検討してみてください。
こういったサイトでは、いろいろなサイズが販売されています。オーダーサイズもできますが、A4やA3などの規格サイズで十分です。
きれいな新しいダンボール板が手に入ります。
ただし、送料がそれなりにかかりますし、あまりに枚数が少ないと割高になりますから、10枚とか20枚単位でまとめ買いすることになります。
想像されているよりもしっかりとした厚みがあり、表面もきれいですので、工作には十分活用できると思います。
ぜひ試してみてください。