ダンボール工作:留め接ぎ風の作り方で仕上げる小さな道具トレイ

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小さな道具トレイの作り方を、以下の記事で書きました。

ダンボール工作で、小さな道具トレイを作ります。 サイズは20cm x 15cm。内側の深...

このトレイは、側板を平接ぎでつなげて仕上げましたが、以下の記事:

2枚のダンボール板を接ぐ方法について、以下の記事で書きました。 今回は、ダンボー...

で紹介した「留め接ぎ風」で加工すると、さらにきれいな仕上がりになります。

他の作品にも応用がききますので、この記事で作り方を改めて紹介します。

サイズは20cm x 15cm。内側の深さは2cmです。

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留め接ぎ風で作る小さなトレイの材料

まず、留め接ぎ風で作る小さなトレイの材料です。いずれも(紙巾方向) x (流れ方向)という表記にしています。

  1. 6cm x 21.6cm の側板 2枚 (Wフルート)
  2. 6cm x 15cm の側板 2枚 (Wフルート)
  3. 14.4cm x 19.4cm の底板 1枚 (Aフルート)

Wフルートは、5mm厚のAフルートと、3mm厚のBフルートを張り合わせたような構造のもので、厚さは8mmあります。

私はダンボール板を販売しているサイトから入手していますが、それ以外の方法だとやや入手しづらいかもしれません。

ミネラルウォーターをケース買いしたときのケースがWフルートだったことがあります。探してみてください。

Aフルートは厚さ5mmです。



留め接ぎ風で作る小さなトレイの作り方

長い方の側板1の加工

まず、長い方の側板1を次のように加工します。



この写真の上下は、幅15mmづつ、裏ライナーと中芯を剥がします。ピンセットを使って丁寧にはがします。

左右の端は8mm幅で同様に裏ライナーと中芯を剥がします。

剥がしたら、次の写真のように、折り目をつけ、隅の部分をカットします。



ここで、左右の8mmの部分を折り曲げてみて、本体からはみ出てしまっていたら、カッターで切っておいてください。



こういった作業は、オルファの別たちがあると大変便利です。

次に、上下の15mmの表ライナーを折り曲げて、ボンドで接着します。



ボンドが乾いたら、裏ライナー側に、底板をはめこむ溝を掘ります。

端から5mmの位置に、5mm幅で掘ります。裏ライナーと、5mm部分の中芯(波波の部分)のみを剥がします。



もう1枚も、同じ加工をします。

短い方の側板2の加工

続いて、短い方の側板2を次のように加工します。



上下部分は側板1と同様に幅15mmづつ、左右の端も同じく8mm幅で裏ライナーと中芯を剥がします。

剥がしたら、今度は次の写真のように、折り目をつけ、隅の部分をカットします。



次に、側板1と同様にボンドで15mmの部分を貼り付けますが、この側板2の方は上下のうち片方だけ貼り付けます。



ボンドが乾いたら、側板1と同様に5mm幅の溝を掘っておきます。



これも、もう1枚同じ加工をします。

底板3の加工

底板3は、切り出すだけです。ライナーの加工などは不要です。

組み立て

ここまで用意した部品1〜3を使って、小さなトレイを組み立てます。



最後に、短い側板の上側の表ライナーを折り込みます。



留め接ぎ風で作る小さなトレイの完成

完成した小さなトレイは以下です。



角の仕上がりはこんな感じです。見た目にもすっきりした仕上がりになります。



裏側の仕上がりです。



大きさの比較のため、オルファ製のカッターを並べました。



実際に作ってみるとわかりますが、切り口を隠す目的で表ライナーで包む加工をすると、切ったまま使うよりも作品の強度が上がるというメリットもあります。

実用品として十分に活用できます。



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