
ダンボール工作をしていると、直径1cm程度以上の大きめの穴をあけたくなるときがあります。
しかし、ダンボール板は一方向に中芯が通っているため、円をきれいにあけるのは実は結構難しいです。
どのような手段であけるのがよいでしょうか?
目次
結論:細めのカッターで両面から地道にあけるのがベスト!
いろいろ試して見ましたが、私はこの方法が一番よいのではと思います。
手順はこうです。
- 円の中心点を決めたら、細い針でその点に表ライナーから裏ライナーまで穴を開ける。
- その中心点に対して、あけたい大きさの円を書く。1.であけた中心点を使って表ライナーと裏ライナーそれぞれにこの円をコンパスで書く。
- コンパスの線に沿って、裏ライナー側から細い刃のカッターで少しづつ裏ライナーに切り込みを入れる。
- 続いて、その切り込み線に従ってカッターを少し深く入れ、中芯を切断する。
- 次に、表ライナー側からコンパスの線に沿って表ライナーだけ切り込みを入れる。
- 切り抜くダンボール部分をゆっくり取りはずす。
まず1.で、円の中心を決めたら、以下のように表ライナーから裏ライナーまで細い針を使って穴をあけます。

穴をあけたら、コンパスでその点を中心とする円を書きます。表ライナーと裏ライナーの両面に書きます。

続いて、その線に沿ってカッターで切り込みを入れます。まず裏ライナー側から、カッターの刃先1~2mmくらいを使うように、裏ライナーだけを切ります。

裏ライナーだけを円に切った直後の写真が以下です。

続いて、裏ライナー側から刃を少し深く入れ、中芯を切断します。このとき表ライナーを切らないように力を加減しながら切断します。
この直後の写真が以下です。刃を少し深くいれたので、切り線の幅が少し太くなりますが、裏ライナー側なので許容します。

次に表ライナー側を切ります。同じくカッターの刃1~2mmくらいを使うように、慎重に切ります。
ここでの作業は表ライナーを切ることのみにするのが、きれいに切るコツです。この直後の写真が以下です。

これで表ライナーから裏ライナーまで切り込みが入りました。指でそっと押して中の円盤を抜きます。もしうまく切れていないところがあったら、無理をせず裏ライナー側から再びカッターを入れます。

これで出来上がりです。以下のようになりました。

このように、ダンボール板の両面に同心の円を書いておき、両側からカッターで少しづつ切り込みをいれて穴をあけるのがよいと思います。
コツは、特に表ライナーを切るときにはカッターの刃先1~2mmくらいを使って慎重に切ることです。
最後のステップで切り抜いたダンボール部分をはずすときには、まわりを破らないように丁寧にはずしましょう。
カッターの刃で円の線にそってフリーハンドで切り進めていくのは難しそうですが、カッターの刃の先を使って少しづつ切り進めれば、意外にきれいに円形に切り抜けます。
円切りカッターでAフルートのダンボールに穴をあけるのは難しい
他の手段として、円切りカッターを試してみましたが、私の場合はうまくいきませんでした。
これまで、以下の2機種の円切りカッターを試してみました。
しかし、どちらもきれいな円をあけるのは難しかったです。
ダンボール板を円形に切る場合、表ライナー、裏ライナー、中芯の3つのパートを円形に切断する必要がありますが、それらを切断するときに加える力に対し、円切りカッターの針を挿しているダンボールの部分がもたない感じです。
上記の2種類のカッターのどちらを使用しても、必ずといっていいほど針がずれてしまいます。
Aフルートよりも厚みが薄い紙を切る時にはきれいに切ることができ、便利ではありますが、このサイトで紹介する作品では使用していません。
細めのカッター刃を使う
本記事で書いた作業に使うカッターは、刃が細めのタイプがいいです。
このくらいの細身のカッターで、少しずつ切り進めるのがよいです。
そして、さらに使いやすいのは。次の記事で紹介している細工カッターです。
刃先角が30度であり、曲線が切りやすいです。
もしお持ちであれば、このカッターもよいです。
あまり幅の大きいカッター刃を使うと、曲線を切るときに曲がりきれず、カクカクとした切り跡になってしまいます。
これもコツが必要といえば必要ですが、確実に穴あけができると思います。