ダンボール工作:切り口に別の表ライナーを貼り付けて仕上げる方法

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ダンボール工作で切断面(切り口)を処理してきれいに見せる方法の続きです。

以下の記事で、

ダンボール板を使った工作で作品を作ると、見栄えの面で切断面(切り口)が気になることがあります。...

この方法の1つである、「表ライナーで包む」という処理の方法を書きました。

この方法は仕上がりはきれいですが、一方でダンボール板を切り出す時の寸法を常に10mm~15mm大きく取る必要があるため、作業としては少し面倒な面があります。

この記事では、もう少し簡単にできる、切り口の処理方法を書きます。

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表ライナーを別に切り出しておいて、切断面(切り口)に貼り付ける

簡単にいうと、作品で使うダンボール板と同じ種類のダンボール板を別に用意し、その表ライナーだけを切り出して、それを切断面(切り口)に貼り付けるということです。

この方法は、作品についての個別の記事の中でも断片的に書いてきましたが、ここでまとめて書いておきます。

ダンボール板の加工方法

サンプルを使って説明します。



上記のサンプルは、紙巾方向10cmx流れ方向4cm、厚さ5mmのダンボール板です。このサンプルの切断面(切り口)を加工してみます。

ダンボール板の切れ端などから、10cmx5mmの大きさの表ライナーを3本切り出します。

サンプルの紙巾が10cm、流れ方向4cmなので、この大きさが3本あれば切り口を覆えるはずです。

表ライナー側に、流れ方向に沿って5mm幅の罫書き線を引き、その先に沿ってカッターで切り込みを入れます。



このときに切る深さは、表ライナーだけで十分ですが、中芯や裏ライナーまで切っても構いません。

切り込みを入れたら、以下の写真のように、ピンセットを使って表ライナーだけを丁寧に剥がします。



3本切り出した表ライナーのうちの1本から、さらに4cmの長さのものを2本切り出します。



あとは、この表ライナーを、作品の切断面(切り口)に貼り付けるだけです。

ここではスティック糊を使って貼り付けましたが、木工用ボンドや強力両面テープでもかまいません。



加工後の写真は以下です。



これで完成です。

まとめ

この方法は、作品を一通り作って完成させたあとからでもできますので、対応できる範囲が広がります。

作業的にも、表ライナーで包む方法よりは簡単にできるでしょう。

ただし、表ライナーが剥がれることがあるという欠点はあります。

特に、紙巾方向への表ライナーの接着では、作品の切り口にある表ライナーと裏ライナーの部分しか接着面がありませんので、剥がれやすい面があります。

作品を仕上げる際に使い分けて、試してみましょう。

また、この作業のためにも、ダンボール板を切り出した後の切れ端などは、大切に取っておきましょう。小さかったり細長かったりしても、5mm巾の表ライナーが切り出せれば有効利用できます。

以下の記事で紹介したトレイを自作して保管しておくのもよいです。

ダンボール工作でシンプルなトレイを作ります。 ダンボール工作で使用する道具を入れたり、作...

最後に、この記事では、表ライナーを流れ方向に切ってピンセットで剥がす方法を書きましたが、材料に余裕があり、かつ切り出す表ライナーの幅が5mm程度なら、紙巾方向で表ライナーと中芯が接着されていない部分を切りだしてもよいです。

そうすれば、ピンセットで剥がす工程を省略できます。

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