6枚のダンボール板を組み合わせて、リモコン立てを作ります。
簡単に作れるので、ダンボール工作のよい練習になると思います。
ダンボール板の切断、木工ボンドを使った部品の貼り付け、切断面の目隠しなどを試してみましょう。
使いやすいサイズになるように調整して作ってみるのもよいです。
目次
リモコン立てを製作するのに使用する部品
部品表は次の通りです。いずれも(紙巾方向) x (流れ方向)という表記にしています。厚さはいずれも5mmです。
- 10cm x 9cm の側板 2枚
- 10cm x 10cm の側板 2枚
- 9cm x 9cm の底板 1枚
- 9.5cm x 9cm の仕切り板 1枚
切り出した部品の写真は以下です。
ただし、この写真には仕切り板4は含まれていません。(すみません、写真に撮り忘れていました。)部品は合計6枚です。
リモコン立ての作り方
作り方は簡単です。部品表の4枚をボンドで貼り合わせるだけです。
ただし、ボンドを塗ることを考えて、以下の順番がよいと思います。
- 側板1と底板3とを張り合わせる。側板は紙巾方向がリモコンを立てる方向。
- 1.に側板2の1枚を貼り合わせる。このとき、側板1の辺に重なるように貼り合わせる。
- 2. に仕切り板4を張り合わせる。(以下の写真)
- 3. に残りの側板2を張り合わせる。
- 4. に残りの側板1を張り合わせる。
ボンドで貼り合わせている途中の写真ですが、自作したスコヤで直角を確認しながら貼り合わせていきます。
自作スコヤについては、以下の記事を読んでください。
すべて貼り合わせると、以下のようになります。
切断面が気になる場合は、他の作品で紹介したように、表ライナーを剥がして5mm巾に切ったものを貼り付けます。
これで完成です。
側面のダンボール板の切断面をきれいに見せる別の作り方
基本的には上記で説明した作り方でできますが、側面にきたダンボール板の切断面の見た目を気にされる方もいるでしょう。
そこで、木で小箱を機械生産するときに用いられる方法と似た方法で、この切断面を表ライナーで隠す作り方をやってみます。
上記の部品表にある側板1の2枚と側板2の2枚とのダンボール板(計4枚)の代りに、紙巾10cm x 流れ方向40cmのダンボール板を1枚用意します。
このダンボール板について、以下の位置に裏ライナーから切り込みを入れ、裏ライナーと中芯とをピンセットで取り除きます。表ライナーは切らないようにしてください。
【図面作成中】
ピンセットで取り除いた後の写真は以下です。
これを上記図面の赤い線で折り、リモコン立ての側板にするのです。
底板と仕切り板を張り合わせるタイミングは、最初に説明した例と同様です。
この表ライナーを残した切り方で作った場合の側面は、以下のようになります。
側板の角の部分の継ぎ目をみてください。見栄えがぐっとよくなりました。
上面部の切断面の目隠しも行なっています。
実用的には十分な強度のリモコン立てができました。筆記具や定規などを立てるスタンドとしても使えます。
また、さらに仕上げを工夫したリモコン立ての作り方を以下の記事で紹介しています。こちらも参考にしてください。